中2 化学:化学反応式


世の中の全てのものはすごく小さいつぶつぶでできています.

つぶのことを原子と言います.


原子は色や大きさが違うので,区別するためにアルファベットで表します.

H や O みたいな感じです.


つぶはいくつかくっついていることがあり,

それを分子と言います.

H2O みたいな感じです.

数字はアルファベットの後ろに書いて,つぶの個数を表します.


H2O は Hが2つ,Oが1つです.1つの時は書きません.

そして本当は数字は小さく書きます.


覚える必要があるのは分子の方だと思ってください.

分子の方が大切です.


知ってて欲しい分子

水: H2O

二酸化炭素: CO2

酸素: O2

水素: H2

炭素: C

炭酸水素ナトリウム: NaHCO3

炭酸ナトリウム: Na2CO3

鉄: Fe

硫黄: S

硫化鉄: FeS

銅: Cu

酸化銅: CuO

銀: Ag

酸化銀: Ag2O

マグネシウム: Mg

酸化マグネシウム: MgO



動画は「カルメ焼き」です.

これも今回の話と関係があります.


カルメ焼きの変化を書いておきましょう.

炭酸水素ナトリウム というこなを加熱すると

炭酸ナトリウム と 二酸化炭素 と 水 ができます.


これを式っぽく書くと

炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 二酸化炭素 + 水


ここでそれぞれのアルファベットでの書き方は

炭酸水素ナトリウム NaHCO3

炭酸ナトリウム Na2CO3

二酸化炭素 CO2

水 H2O

です

覚え方:なほこさん,なつこさん


アルファベットにすると

NaHCO3 → Na2CO3 + CO2 + H2O

となります.


つぶつぶの話を思い出してください.

実はつぶのくっつき方が変わるだけなので,数は変わってはいけません.


Na H C O が増えてしまっています.

こんな時は分子を2セット,3セットに増やすことができます.

これでつぶつぶの数を合わせます.


NaHCO3 が2セット分あれば良さそうです.

セット数は分子の前に大きな数字を書くことで表します.


2 NaHCO3 → Na2CO3 + CO2 + H2O

こんな感じでアルファベットを使った式を化学反応式と言います.


知ってて欲しい化学反応式

水素 + 酸素 → 水

水 → 水素 + 酸素

炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 二酸化炭素 + 水

鉄 + 硫黄 → 硫化鉄

銅 + 酸素 → 酸化銅

銀 + 酸素 → 酸化銀

マグネシウム + 酸素 → 酸化マグネシウム

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