中3 化学:イオン

この単元では,つぶつぶについて話す必要があります.

世の中の全てのものは,とても小さなつぶつぶでできています.そのつぶのことを原子と呼んでいます.

まずその原子について説明していきましょう.

原子は

電気を持つものと持たないもの

が集まってできています.


電気が+とー(プラスとマイナス)の2種類あるのは知っていますね.


それぞれ

+の電気を持つものを 陽子

電気を持たないものを 中性子

ーの電気を持つものを 電子

と言います.

ここでわかりやすさのために,少しうそをかきます.

全ての原子は陽子2つ,中性子2つ,電子2つでできています.

つまり+の電気が2つ,ーの電気が2つです.

+とーの数が同じだと電気はプラマイゼロになります.

トータル0です.


ここまでで原子の話は終了です.

前提として,原子の中の電子は,取れやすいし,くっつきやすい.

ここからは電子がどっかいったりしたときの話.


電子1つがどっかいってしまったら

+2つ,ー1つになって,+が1つ分多くなります.

トータル+1です.


電子が1つくっついたら

+2つ,ー3つになって,ーが1つ分多くなります.

トータルー1です.



このようにトータル0じゃない状態をイオンと呼びます.

それぞれ状態によって呼び方があります.

+が多いときを陽イオン,

ーが多いときを陰イオン

と言います.


1個多いとき,2個多いときがあり,

記号で書くときは

+が1つ多いときに +

+が2つ多いときに 2+

ーが1つ多いときに ー

ーが2つ多いときに 2ー

と右上に書くのがルールです.


それから,+とか2+とか,どれになるかは原子によって決まっているので

覚える必要があります.


最後に,「全ての原子が電子2つ陽子2つ」の部分はうそで,ほんとは原子によって数が違いますが,そんなに気にしなくても良いでしょう.


参考までにトライさんの動画です↓

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